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【市況】1日の株式相場見通し=1ドル=114円台への円安進行を好感し買い先行

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 1日の東京株式市場は、石油輸出国機構(OPEC)総会で、8年ぶりの減産に合意したことや、外国為替市場での1ドル=114円への円安・ドル高進行を好感して買い先行のスタートとなりそうだ。1日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=114円40銭台と、前日に比べて大幅に円安・ドル高が進行している。

 11月30日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比1.98ドル高の1万9123.58ドルと小幅続伸した。30日開催された石油輸出国機構(OPEC)総会で、8年ぶりの減産に合意したことを受け、NY原油先物価格が大幅上昇し、石油株などの資源関連銘柄が買われ全体相場を牽引した。ただ、終盤にかけては利益確定の売りが出て上昇幅を縮小した。ナスダック総合株価指数は、前日比56.237ポイント安の5323.681と反落した。

 日程面では、7~9月期の法人企業統計、11月の大手百貨店売上高速報に注目。海外では、ロシアのプーチン大統領が年次教書演説、米11月のISM製造業景況感指数、米11月の新車販売、中国11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)、ユーロ圏10月の失業率が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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