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【市況】日経平均は36円安でスタート、JR九州は切り返しを見せる、コマツは3%超の下落/寄り付き概況

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 17329.03 (-36.22)
TOPIX  : 1375.49 (-1.83)

[寄り付き概況]
 日経平均は3日ぶり反落でスタートした。25日の米国市場ではNYダウが53ドル安となった。朝方発表された企業決算の内容がまちまちとなり、主要企業の業績動向を見極めたいとの思惑から売りが先行した。また、取引終了後にはアップルの決算が予定されていたため、手控える向きも多かった。ドル・円相場はリスク回避の円買いが優勢でやや円高方向に振れており、東京市場はこうした流れを受けて、前日までの上昇に対する利益確定の動きが先行している。なお、アップルの第4四半期決算は減収減益となり、時間外取引で売られている。

 売買代金上位では、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>などがさえず、三菱自<7211>も反落。米キャタピラーの決算を受けてコマツ<6301>は3%超下げている。一方、日本電産<6594>が続伸しているほか、業績観測の報じられたNTTドコモ<9437>、JT<2914>などが堅調。前日に業績予想の修正や自社株買い実施を発表した太平洋セメ<5233>は10%前後の上昇となっている。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>などのメガバンク株やソフトバンクグ<9984>は前日終値近辺でのもみ合い。上場2日目のJR九州<9142>は売りが先行したものの切り返してきている。

 セクターでは、鉱業、機械、保険業が下落率上位。反面、精密機器、食料品、建設業が上昇率上位となっている。
《WA》

 提供:フィスコ

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