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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 福井コン、大日本住友、フュトレック (21日大引け後 発表分)

福井コン <日足> 「株探」多機能チャートより

 21日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 福井コン <9790>   ★上期経常最高益予想を36%上乗せ、通期も増額
 ◆17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の12億円→16.3億円に36.4%上方修正。増益率が8.0%増→47.3%増に拡大し、従来の5期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。国土交通省が生産性向上に向けて建設現場でのIT活用を推進するなか、地場建設会社や測量会社向けに3D点群処理システムの販売が好調だったことが寄与。
  上期業績の上振れに伴い、通期の同利益も従来予想の24億円→28.3億円に17.9%上方修正した。

 フュトレック <2468> [東証2]  ★上期経常を50%上方修正
 ◆17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の1.8億円→2.7億円に50.0%上方修正。上期業績の上方修正は今月3日に続き、2回目。主力のライセンス事業で利用料収入や受託案件の売上計上額が計画を上回ったことが寄与。

 大日本住友 <4506>   ★上期経常を一転36%増益・9期ぶり最高益に上方修正
 ◆17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の160億円→238億円に48.8%上方修正。従来の8.6%減益予想から一転して36.0%増益を見込み、一気に9期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。北米で利益率の高い抗精神病薬「ラツーダ」の販売が好調に推移する中、円高の影響などで販管費が想定を下回ったことが利益上振れに貢献した。

 小林製薬 <4967>   ★上期経常を5期ぶり最高益に9%上方修正
 ◆16年12月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の106億円→116億円に9.4%上方修正。増益率が15.4%増→26.2%増に拡大し、5期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。上期業績の上方修正は7月に続き、2回目。国内で利益率の高い医薬品などの販売が伸びたことが収益を押し上げた。

 テクノスマート <6246> [東証2]  ★上期経常を4倍上方修正
 ◆17年3月期上期(4-9月)の経常損益(非連結)を従来予想の7500万円の黒字→3億円の黒字(前年同期はトントン)に4.0倍上方修正。車載用リチウムイオン2次電池関連装置などの販売が堅調に推移する中、設計方法の見直しや原価低減が奏功し、採算が大きく改善したことが寄与。

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