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【市況】概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は5日ぶりに反発、海外市場の上昇などが好感され

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 63782.21 +1.73%
18日のブラジル株式市場は4日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1086.10ポイント高(+1.73%)の63782.21で取引を終えた。63937.44まで上昇した後、一時62701.39まで下落した。ボベスパ指数はこの日、約4年ぶりの高値を更新して引けた。

利下げ期待が高まっていることが引き続き支援材料となり、幅広い銘柄に買いが継続した。市場関係者は、19-20日に開催される金融政策決定会合では、ブラジル中央銀行が0.25%の利下げを実施すると予測している。

外部環境では、早期の米利上げ懸念の後退や、原油など商品価格の上昇を受け、資源銘柄を中心に買いが継続した。

【ロシア】MICEX指数 1969.11 +0.62%
18日のロシア株式市場は5日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比12.16ポイント高(+0.62%)の1969.11で取引を終了した。1974.01から1956.95まで下落した。

海外市場の上昇など外部環境の改善が好感され、ロシア株にも買いが広がった。また、連日の下落で足元では値ごろ感が強まり、下値を拾う動きも活発となった。ほかに、格付け会社フィッチ・レーティングスがロシアの格付け見通しを「ネガティブ」から「ポジティブ」に引き上げたことも改めて支援材料となった。

【インド】SENSEX指数28050.88 +1.89%
18日のインド株式市場は反発。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比520.91ポイント高(+1.89%)の28050.88、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.85%(157.50ポイント)高の8677.90で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。弱い米経済指標を受け、早期の米利上げ懸念が後退し、銀行銘柄を中心に買いが広がった。国内では、経常赤字の縮小観測がインドの格上げ期待を高めた。DBS銀行は最新リポートで、今年のインドの経常赤字が国内総生産(GDP)の1%以下にとどまるとの見方を示した。貿易赤字の大幅縮小が主に寄与すると指摘した。

【中国本土】上海総合指数3083.88 +1.40%
18日の中国本土市場は大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比42.71ポイント高(+1.40%)の3083.88ポイントと反発した。約1カ月ぶりの高値水準を回復する。

売り先行後に上昇する展開。元安進行の警戒感がひとまず薄らいだ。中国人民銀行(中央銀行)が朝方、人民元の対米ドル基準値を元高方向に設定したことが好感されている。前日に急落したB株相場がプラスで寄り付き、上げ幅を広げたことも買い安心感を誘った。

《MA》

 提供:フィスコ

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