市場ニュース

戻る
2016年10月18日16時27分

【特集】クリレスHD Research Memo(5):4年後の成長イメージでは20/2期の売上高は2000億円が目標

クリレスHD <日足> 「株探」多機能チャートより

■成長戦略

(1)中期経営計画

クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は、3ヶ年の中期経営計画(ローリングプラン)を推進している。積極的なM&Aを通じて成長性のある業態を同社の成長に取り組む「グループ連邦経営」のもと、1)オーガニックな出店、2)国内M&Aの実施、3)更なる海外展開により、成長を加速する計画となっている。

最終年度である2019年2月期の目標(M&Aを含む)として、売上高175,000百万円、経常利益13,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益7,600百万円を掲げている。2016年2月期の実績を基準とした3年間(2016年2月期から2019年2月期まで)の平均成長率は、売上高が年率19.2%、経常利益が同21.0%、親会社株主に帰属する当期純利益が同31.8%となっている。

(2) 4年後の成長イメージ

また、4年後の成長イメージである「VISION2020」も公表しており、「グループ連邦経営」をさらに発展させることにより、強いポートフォリオの構築による継続的成長を目指している。これまでのM&Aを通じて、従来の商業施設立地に加えて、繁華街及び駅前(SFP)やロードサイド(KR)のほか、海外(中華圏、ASEANなど)を含めて、立地(ロケーション)の多様性が図られてきたことに加えて、業態(専門ブランド)の種類も拡充してきたことから、立地の多様性と様々なブランドの専門性の掛け合わせをさらに追求することにより、新たな成長機会を生み出す内容となっている。2020年2月期の売上高2,000億円を目標としている。

弊社では、目標達成のハードルは決して低くはないとみているが、好調な居酒屋業態の出店余地が郊外を含めて十分にあることや、M&Aの環境が同社にとって追い風であること、海外事業もノウハウの蓄積や和食人気の後押しが期待できることなどから実現可能とみている。今期については、現時点でM&Aの具体的な成果はないものの、案件の持ち込み数は前年同期の1.5倍に増えており、慎重に検討を重ねている段階のようである。今後もM&Aの実現に向けた動きに注目していきたい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

《HN》

 提供:フィスコ

日経平均