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【材料】<動意株・12日>(前引け)=日本金属、エヌ・ピー・シー、共同印刷

日金属 <日足> 「株探」多機能チャートより
 日本金属<5491>=一時ストップ高。前日、ホンダ<7267>が世界で初めてマグネシウムを使い、繰り返し充電できる2次電池の実用化にメドを付けたと伝えられたことが、関連銘柄の物色人気につながった。同社は世界に先駆け、高強度で温間成形性に優れたマグネシウム合金圧延材の製造を開始するなど、同分野の草分け的存在。次世代2次電池市場はリチウムイオン電池がその代名詞となっている現状で、仮に近い将来、マグネシウム電池に商業化のメドが立った場合、市場開拓余地は大きく、同社のビジネスチャンスにつながるとの思惑が買いを誘導している。

 エヌ・ピー・シー<6255>=ストップ高。同社は11日取引終了後に、17年8月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しは5億2400万円(前期比4.5倍)としており、前期の1億1600万円(前の期比77.6%減)からV字回復することが好感されているようだ。売上高予想は66億800万円(同65.3%増)。装置関連事業では安定的な太陽電池製造装置の受注・売り上げを見込んでいるほか、環境関連事業では再生可能エネルギー固定価格買取制度の改定を前にパネル検査サービスの需要が上向くとみている。

 共同印刷<7914>=反発し年初来高値を更新。同社は11日の取引終了後、17年3月期の第2四半期累計(4~9月)連結業績予想の修正を発表。売上高を465億円から455億円(前年同期比4.5%増)へ、営業損益を7億円の黒字から12億円の黒字(前年同期100万円の赤字)へ、純利益を4億円から11億円(前年同期比2.4倍)へ修正、利益の上方修正を好感した。出版印刷や一般商業印刷が当初の見込みを下回った一方で、データプリントなどが好調に推移している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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