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【市況】29日の株式相場見通し=値ごろ感からの買いで反発、原油減産合意で米株式が上昇

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 29日の東京株式市場は、前日の日経平均株価が200円を超える下げで、1万6500円台を割り込んだことから、値ごろ感からの買いが優勢となりそうだ。また、石油輸出国機構(OPEC)の非公式会合で、原油の減産で合意したことから米原油先物価格が上昇し、これを好感してNYダウ平均株価が続伸したことも買い支援材料となりそうだ。29日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=100円90銭台での推移となっている。

 28日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比110.94ドル高の1万8339.24ドルと続伸した。石油輸出国機構(OPEC)の非公式会合で原油の生産量を日量3250万~3300万バレル近辺に、事実上協調減産することで合意したと伝えられたことで、米原油先物価格が急上昇、これを好感して資源関連銘柄を中心に全般買いが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前日比12.836ポイント高の5318.548と続伸した。

 日程面では、主力サイトの「飲食店.COM」を中心とした飲食店出店・開業者および飲食店運営者と、飲食店に関わる各事業者とを繋ぐメディアプラットフォームの運営を手がけるシンクロ・フード<3963>が東証マザーズに新規上場する。

 このほかに、麻生財務相、黒田日銀総裁が全国証券大会であいさつ、8月の建設機械出荷額に注目。海外では、イエレンFRB議長がカンザスシティー連銀イベントでビデオ討論参加、米4~6月期のGDP確定値が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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