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【材料】第一生命が4日続落、長期金利上昇シナリオに疑心暗鬼

 第一生命保険<8750>が4日続落と下値を探る展開が続いている。同社株を含め保険セクターは業種別値下がりで断トツに売り込まれている。
 
 21日の日銀の金融政策決定会合では新たな金融緩和の枠組みである「イールドカーブ・コントロール」を導入することを決定、長期金利をゼロ%程度に誘導することで、生保各社にとっては長短金利差による運用環境の改善が見込まれる。これを材料に同社株はいったん大きく買われたものの、その後は倍返しの下げとなった。市場では「日銀の発表とは裏腹に長期金利はゼロ%を目指す方向になく、投資家は疑心暗鬼に陥っている」(国内ネット証券)と指摘されており、当初のマーケットの思惑から外れ、金利上昇への期待が後退していることが見切り売りを誘発している。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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