【注目】今週の「妙味株」一本釣り! ─ ブラザー工業
ブラザー <日足> 「株探」多機能チャートより
●ブラザー工業 <6448> 【目標株価】2000円(23日終値1740円)
「今期業績は再増額修正も」
ブラザー工業 <6448> は、ここから一段の上昇が見込めそうだ。レーザー、インクジェットプリンターなどが主力事業。第1四半期(4-6月)の連結営業利益は前年同期比29%増と好調だった。モノクロレーザー複合機などの販売が米国や中国で伸びた。
これを受け17年3月期の連結営業利益を従来予想の450億円から485億円(前期比17.3%減)に増額修正しているが、市場には560億円前後への再増額を予想する見方も出ている。円高のなか、業績を伸ばす同社への評価は高く、株価も2000円を意識する強調展開が見込める。
●タキロン <4215> 【目標株価】550円(23日終値459円)
「高機能工業用プレートの需要拡大に期待」
タキロン <4215> の17年3月期の連結業績予想は、売上高800億円(前期比9.7%増)、経常利益は50億円(同26.7%増)と大幅な増収増益を見込む。マンション改修市場の堅調な推移に伴い床材の成長が期待できる。
また、半導体・液晶製造装置メーカーの設備投資も概ね堅調に続く見通しにあり、耐薬品性、機械的強度、加工性などに優れた高機能な工業用プレートの需要拡大が想定される。さらに、新たに子会社化した、プラスチック製波板・平板などの製造販売を手掛ける日本ポリエステルが今期はフル寄与する見通しだ。
株価は450円前後と7月以降の下値抵抗ラインから反発の兆しをみせはじめている。PERは10倍水準、PBR0.7倍台と株価指標面でも依然として割安だ。
株探ニュース