【市況】今日の日経平均はこうなる~16850-17000円のレンジを想定
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
【同一水準を保つ】16850-17000円のレンジを想定=村瀬 智一
8日のNY市場は下落。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が追加緩和策の必要性を否定したことが嫌気された。原油相場が反発したものの、相場への影響は限定的だった。ダウ平均は46.23ドル安の18479.91、ナスダックは24.44ポイント安の5259.48。
メジャーSQ通過後は需給が軽くなるとみられるが、手掛かり材料に欠けるなか、こう着感の強い相場展開になりそうである。円相場が前日からやや円安に振れており、これが輸出関連などへの物色を意識させてくる可能性はありそう。下落局面においては、日銀によるETF買入れへの思惑等から、下は売り込みづらい状況でもある。
一目均衡表では転換線が支持線として機能しているほか、週足ベースでは雲下限が引き続き支持線として機能している。ボリンジャーバンドでは+1σを挟んでの推移となっており、終値ベースでは支持線として踏ん張りをみせる格好。まずは終値で週足雲下限をサポートできるかが注目される。16850-17000円のレンジを想定。
《WA》
提供:フィスコ