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【市況】前場に注目すべき3つのポイント~アップル×ポケモン=ポケモノミクス再燃

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:アップル×ポケモン=ポケモノミクス再燃
■外資系証券の注文動向:差し引き50万株の買い越し
■前場の注目材料:フィンテック企業への投資急増



■アップル×ポケモン=ポケモノミクス再燃

8日の日本株市場はこう着感の強いなか、個別材料株に短期資金が集中する相場展開になりそうだ。7日の米国市場はまちまちの展開だった。地区連銀経済報告(ベージュブック)では大半の地区で緩やかなペースで経済が拡大したものの、大統領選挙が一部企業の経済活動に影響を与えるとの認識が示された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円安の16970円、円相場は1ドル101円65銭辺りで推移している。

この流れを受けて、景気敏感株等は売りが先行する格好となり、日経平均は17000円を挟んでのこう着といったところであろう。調整局面では日銀のETF買入れへの思惑から売り込む流れにはなりづらく、また、明日のメジャーSQを前に積極的な売買は手控えられることになりそうだ。

そのなかで、物色意欲旺盛の個人マネーは材料株やテーマ株物色の向かうことになろう。投資家の関心が集まるところでは、任天堂<7974>になる。米アップルは7日、恒例のスペシャルイベントを開催。「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」「Apple Watch Series 2」、左右も独立した完全ワイヤレスイヤホン 「AirPod」等を発表。

また、任天堂の人気ゲーム「スーパーマリオ」の新作ゲーム「スーパーマリオラン」の提供を開始すると明らかにした。さらにポケモンGOが 「Apple Watch」に対応。任天堂を中心にポケモノミクス関連に波及することになる。


(株式部長・アナリスト 村瀬智一)



■外資系証券の注文動向:差し引き50万株の買い越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り1500万株、買い1550万株、差し引き50万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。


9月01日(木):500万株の買い越し
9月02日(金):350万株の売り越し
9月05日(月):670万株の売り越し
9月06日(火):60万株の買い越し
9月07日(水):60万株の売り越し



■前場の注目材料

・NYダウは小幅下落(18526.14、-11.98)
・NY原油は上昇(45.50、+0.67)
・任天堂ADR、19%超の上昇、Apple WatchにポケモンGO
・フィンテック企業への投資急増
・アップル「iPhone7」発表


☆前場のイベントスケジュール


<国内>
・08:50 4-6月期GDP2次速報(前期比年率予想:+0.2%、1次速報:+0.2%)
・08:50 7月経常収支(予想:+2兆733億円、6月:+9744億円)


<海外>
・10:30 豪・7月貿易収支(予想:-27.00億豪ドル、6月:-31.95億豪ドル)

・時間未定 中・8月輸出(前年比予想:-4.0%、7月:-4.4%)
・時間未定 中・8月輸入(前年比予想:-5.4%、7月:-12.5%)

《WA》

 提供:フィスコ

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