市場ニュース

戻る
 

【市況】概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は強含み、原油価格の上昇が好感され資源銘柄を中心に買いが広がった

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 59566.34 -0.08%
5日のブラジル株式市場は弱含み。主要指標のボベスパ指数は前日比50.06ポイント安(-0.08%)の59566.34で取引を終えた。59985.52まで上昇した後、一時59402.23まで下落した。

構造改革が遅れるとの懸念が指数の足かせとなった。テメル大統領代行の構造改革をめぐり、反対派が連盟を組んで阻止する計画だとの報道が警戒された。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇がサポート材料。ロシアとサウジアラビアが協調する意向を示したことが好感された。

【ロシア】MICEX指数 2017.38 +0.68%
5日のロシア株式市場は強含み。主要指標のMICEX指数は前日比13.61ポイント高(+0.68%)の2017.38で取引を終了した。2019.65から2005.42まで下落した。

原油価格の上昇が好感され、資源銘柄を中心に買いが広がった。原油市場の安定化をめぐり、ロシアとサウジアラビアが協調する意向を示したことが支援材料。ただ、原油価格はその後は伸び悩む展開を示し、MICEX指数の上値を押さえた。サウジのファリハ・エネルギー相は、現時点で増産凍結の必要がないと発言したことが足かせとなったもようだ。国内では、4-6月期の国内総生産(GDP、速報)が週後半に発表される予定となり、慎重ムードが強い。

【インド】
休場

【中国本土】上海総合指数 3072.10 +0.15%
週明け5日の上海総合指数は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比4.74ポイント高(+0.15%)の3072.10ポイントと続伸した。

政策期待が追い風。中国の杭州市では4-5日の日程で主要20カ国・地域首脳会議(G20)が開催された。習近平・主席は開会式で、世界経済発展・成長への協力を強調。それ以前の2日、財政部副部長は「G20後に重要経済会議を開催する」と予告している。ただ、買い進む動きはみられない。金融緩和期待の後退や、人民元安の警戒感が上値を重くした。

《CS》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均