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【市況】こう着相場も雇用統計後のアク抜けを意識したトレンド/オープニングコメント

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 2日の日本株市場は引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。1日のNY市場は8月ISM製造業景況指数が節目となる50を下回ったことが嫌気される場面もみられたが、2日の雇用統計を前に買い戻し等も入り、小幅に反発となっていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円高の16955円となり、この流れから前日終値水準からのスタートとなろう。

 雇用統計の結果待ちといった流れのなか、よりこう着感の強い相場展開になりそうだが、相対的に出遅れている銘柄やセクターへの買戻しが続くなか、雇用統計前のポジション調整的な売りは出難いだろう。反対に底堅さが意識されやすいと考えられ、雇用統計後のアク抜けを意識したトレンドが期待される。

 全般こう着のなか、週末要因もあってテーマ株などの材料株に短期筋の資金が向かいやすい。ソフトバンクのパートナーシップ契約を手掛かりとした「ポケモンGO」でのAR・VRのほか、「IFA 2016」開幕によるIoT関連、来週のアップルイベントを意識した、アップルや電子マネーなどの関連銘柄に注目。その他、9月半ばのゲームショウを手掛かりとしたSNSゲーム株等にも値幅取り狙いの資金が向かいやすい。
《AK》

 提供:フィスコ

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