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【市況】29日の株式相場見通し=円安・ドル高進行を好感し買い先行

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 29日の東京株式市場は、前週末26日のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長発言を受け、9月利上げの可能性が浮上したと受けとめられたことから、外国為替市場で円安・ドル安が進行。これに伴い採算の改善を期待して輸出関連銘柄を中心買い優勢のスタートとなりそうだ。29日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=101円90銭台と、前週末に比べて円安・ドル高が進行している。

 26日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比53.01ドル安の1万8395.40ドルと3日続落した。現地26日のジャクソンホール会議で、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演し、「雇用が改善しており、追加利上げの条件が整ってきた」と発言した。また、フィッシャーFRB副議長も、9月利上げの可能性を否定しなかったこともあり、利上げに対する警戒感が台頭し、NYダウ平均株価は一時、110ドルを超える下げとなる場面もみられた。ナスダック総合株価指数は、前日比6.713ポイント高の5218.917と3日ぶりに反発した。

 日程面では、米7月の個人所得・個人支出に注目。また、ロンドン株式市場は休場。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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