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【市況】東京株式(前引け)=反落も底堅さ発揮、ETF買い期待で下げ渋る

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 18日前引けの日経平均株価は前日比31円03銭安の1万6714円61銭と小幅反落。前場の東証1部の売買高概算は8億1672万株、売買代金概算は9399億1000万円。値上がり銘柄数は674、対して値下がり銘柄数は1118、変わらずは181銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、1ドル=100円を割り込むなど足もとで急速に進行する円高を嫌気して反落。ドル円相場は17日に公表されたFOMC議事要旨の内容を受け、米利上げペースが緩やかになるとの見方が、ドル売り・円買いの動きを加速させた。ただ、全体指数が下押す場面では、日銀のETF買い発動に対する期待感から押し目買いが入り、底堅さを発揮した。前場終盤にはドルが買い戻される展開となったことで、全体相場も下げ渋っている。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>が軟調、NTT<9432>も値を下げた。円高を嫌気して竹内製作所<6432>が売られ、ホシザキ<6465>は大幅安、オリンパス<7733>も安い。ダブル・スコープ<6619>、JAC Recruitment<2124>の下げも目立つ。半面、任天堂<7974>が高く、ソニー<6758>も堅調。日本写真印刷<7915>、ミツミ電機<6767>などが値を飛ばした。投資ファンドへの売却発表を受け、さが美<8201>が急動意。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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