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【市況】NY株式:ダウは21ドル高、FOMC議事録発表受けて緩やかに上昇

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

17日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は21.92ドル高の18573.94、ナスダックは1.55ポイント高の5228.66で取引を終了した。主要小売決算が嫌気されて売りが先行。FOMC議事録の発表を見極めたいとの思惑から午後にかけて下げ幅を縮小した。FOMC議事録では一部のメンバーが早期の利上げを支持した一方で、経済成長、雇用やインフレ率の改善を引き続き見極める必要があるとの合意に達したことが明らかとなった。早ければ来月のFOMCでの利上げも意識され上値は限られたものの、引けにかけて緩やかに上昇する展開となった。セクター別では、公益事業や商業・専門サービスが上昇する一方で小売や耐久消費財・アパレルが下落した。

ディスカウントストアのターゲット(TGT)は通期見通しを引き下げ、下落。ホームセンターのロウズ(LOW)や事務用品小売のステープルズ(SPLS)も決算内容が嫌気され、軟調推移。ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)は9000人から14000人規模の人員削減計画を発表し、売られた。一方で、アパレル小売のアーバンアウトフィッターズ(URBN)は決算内容が好感され、大幅上昇。製薬のバリアント・ファーマシューティカルズ(VRX)はモルガン・スタンレーによる投資判断引き上げを受け、堅調推移となった。

本日発表された、主要小売企業の軟調決算を受けて、小売のウォルマート(WMT)や会員制卸売のコストコ・ホールセール(COST)も売られた。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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