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【特集】ネクステージ Research Memo(5):2016年11月期の通期予想は保守的に

ネクステージ <日足> 「株探」多機能チャートより

■業績動向

(2) 2016年11月期業績予想

ネクステージ<3186>の2016年11月期は、売上高が前期比22.0%増の77,000百万円、営業利益が同30.3%増の1,654百万円、経常利益が同11.9%増の1,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.4%増の862百万円と期初予想を据え置いた。

2016年11月期第2四半期までの期初予想の進捗率は、売上高が54.5%、経常利益が70.4%である。当初の予想における上期のウエイトは、売上高が49.5%、経常利益が45.7%であった。上期の実績が予想を上回ったにもかかわらず通期の予想を据え置いたため、下期のウェイトが売上高で当初の50.5%から45.5%へ、経常利益では54.3%が29.6%へ低下。通期予想は保守的になった。

前期とは逆パターンになる。前期は期初予想における上期のウエイトは、売上高で43.3%、経常利益で53.1%であった。上期実績が予想に届かなかったものの、通期予想を変えなかったため、上期の進捗率が売上高で46.2%、経常利益で45.9%となった。2期連続して期初の通期予想を未達となった経緯から、今期は中間時点での期初予想の変更を見送った。ただし、下期に入って足元の状況は悪くなく、特段の不安材料があるわけではない。大きなイベントとして、下期にSUV LANDを業態転換により4店舗、新規出店により1店舗の開設を計画しており、総合店の新規出店1店舗を加えると、全体で100名程度の異動になることが挙げられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《HN》

 提供:フィスコ

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