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【市況】東京株式(前引け)=閑散相場のなか、わずかにプラス圏着地

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 15日前引けの日経平均株価は前週末比79銭高の1万6920円71銭とわずかにプラス。前場の東証1部の売買高概算は5億9277万株、売買代金概算は7133億8000万円。値上がり銘柄数は718、対して値下がり銘柄数は1086、変わらずは158銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、買い手控え感が強い。前週末の米国株市場でNYダウが上昇一服となったことや足もと為替相場が1ドル=101円台前半に円高含みの推移をみせていることから、朝方は目先利益を確定しようとする動きが優勢となった。寄り前発表の4~6月期GDPが、物価変動を除いた実質で年率換算0.2%増と事前の市場コンセンサスを下回ったことも物色意欲を削ぐかたちに。ただ、下値に対しては底堅さが発揮されている。日銀が購入金額を倍増させたETF買い入れに対する期待感から主力株の押し目を拾う動きが観測され、値下がり銘柄数が値上がりを大きく上回る状況ながらも日経平均は売り物をこなし、わずかにプラス圏で着地した。前場の売買代金は7000億円強と閑散が際立つ。

 個別では東芝<6502>が高く、横浜ゴム<5101>、イーレックス<9517>も物色人気となった。ソフトバンクグループ<9984>が売買代金断トツで大幅高。LINE<3938>、森永製菓<2201>なども上昇した。半面、シチズンホールディングス<7762>が急落、住友金属鉱山<5713>も安い。北越紀州製紙<3865>が大幅安となり、東燃ゼネラル石油<5012>、レンゴー<3941>などの下げも目立つ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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