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【市況】日経平均は小反落、米雇用統計控えるも日銀ETFへの思惑から売り込みづらく/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は小反落。4日の米国市場は雇用統計を控えて高安まちまちとなったが、前日の日銀によるETF買い入れのインパクトが大きく、心理的に売り方の買戻しを誘う流れに向かわせている。また、決算発表で17年3月期予想を下方修正したトヨタ自<7203>が買い先行で始まったことも、安心感につながった。買い先行で始まった日経平均は、寄付き直後には一時16355.98円まで上げ幅を広げている。ただ、積極的な上値追いにも慎重であり、買い一巡後は16300円を挟んでのもみ合いが続いている。大引けにかけては利益確定の流れもみられ、僅かながら反落となった。

大引けに日経平均は前日比0.44円安の16254.45円となった。東証1部の売買高は18億8957万株、売買代金は2兆1988億円だった。業種別では証券、精密機器、輸送用機器、その他金融、不動産、倉庫運輸、鉄鋼が上昇。一方で、水産農林、保険、建設、石油石炭、医薬品、海運が冴えない。

個別では前日に決算を発表したトヨタ自<7203>が終日プラス圏での推移となり、売買代金トップ。ファーストリテ<9983>は日経平均を下支えしたほか、そーせい<4565>、ミクシィ<2121>が3日ぶりに反発した。
《TM》

 提供:フィスコ

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