【市況】NY株式:ダウは41ドル高、原油高を好感も雇用統計控え上値重い
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
3日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は41.23ドル高の18355.00、ナスダックは22.00ポイント高の5159.74で取引を終了した。朝方は売りが先行したものの上昇に転じ、原油相場の上昇に伴って株式相場も上げ幅を拡大した。7月ADP雇用統計が予想を上振れたほか、7月ISM非製造業景況指数が予想に概ね一致したことも好感された。しかし、週末の雇用統計の結果を見極めたいとの思惑から上値は限られた。セクター別では、保険やエネルギーが上昇する一方で家庭用品・パーソナル用品や不動産が下落した。
フィットネス関連機器のフィットビット(FIT)は決算内容が好感され、大幅上昇。保険のAIG(AIG)は増益となったほか、最大30億ドルの自社株買い計画を発表し、上昇。メディアのタイム・ワーナー(TWX)は動画配信サービスのHuluへの出資で合意し、堅調推移。同業の21世紀フォックス(FOX)やエンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)にも買いが広がった。一方で、アパレルのケイト・スペード(KATE)は通期見通しを引き下げ、大幅下落。
マーケット終了後に電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)が発表した4-6月期決算は、一株損失が予想より拡大し、売上高は予想を下振れた。時間外取引で下落して推移している。
Horiko Capital Management LLC
《TM》
提供:フィスコ