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【市況】明日の株式相場見通し=先物主導の上昇に反動安も、決算内容評価の個別株物色は継続

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(2日)の東京株式市場は、外国為替市場での円高・ドル安進行にも関わらず、日経平均株価が、前週末きょうと続伸したことへの反動も予想されることから、売り優勢の展開となりそうだ。一方、佳境を迎えている4~6月期決算発表の内容を評価しながらの個別物色は継続しそうだ。

 市場関係者からは「きょうの東証1部市場は完全に株価指数先物主導で、ファーストリテイリング<9983>やソフトバンクグループ<9984>など、指数寄与度の高い銘柄が集中的に買われた。その結果、日経平均株価は続伸したものの、東証株価指数(TOPIX)は反落した」との見方が出ていた。

 確かに、きょうの東証1部の値下がり銘柄数は1384に達し、値上がり銘柄数の508(変わらずは78銘柄)の2倍を大きく超える軟調な地合いとなっており、日経平均株価が突出して上昇した部分の調整が到来することが予想される。

 日程面では、政府が経済対策を閣議決定、7月の消費動向調査、7月のマネタリーベースに注目。海外では、米7月の自動車販売、米6月の個人消費支出が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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