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【市況】11時時点の日経平均は反落、決算を受けて富士フイルムやコロプラが急落

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

11時00分現在の日経平均株価は16496.41円(前日比168.41円安)で推移している。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、市場予想どおり政策金利の据え置きが決定された。声明に9月利上げを示唆する内容が含まれなかったことから、追加利上げ観測が後退し、為替相場は円高・ドル安方向に振れた。日経平均は円高が重しとなり68円安からスタートすると、一時16450.28円(同214.54円安)まで下落する場面があった。日本銀行・金融政策決定会合の結果を見極めたいとする模様眺めムードも強い。

個別では、第1四半期決算や「Pokemon GO Plus」の発売延期を発表した任天堂<7974>が6%安で推移している。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株が売られているほか、ソフトバンクグ<9984>、JT<2914>などが軟調。第1四半期決算が減収減益となった富士フイルム<4901>は9%安に。また、コロプラ<3668>も決算を受けて急落し、ハピネット<7552>、サノヤスHD<7022>などとともに東証1部下落率上位となっている。一方、トヨタ自<7203>が小幅高となっているほか、ファナック<6954>、Vテク<7717>、日本電産<6594>、村田製<6981>などが堅調。また、第1四半期決算を受けてアドバンテス<6857>やアルプス電<6770>が急伸し、九電工<1959>などとともに東証1部上昇率上位となっている。

《HK》

 提供:フィスコ

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