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【特集】ヒマラヤ Research Memo(2):スポーツ用品小売で業界第3位、関東以西で156店舗を展開


■会社概要

ヒマラヤ<7514>は岐阜県に本社を置くスポーツ用品の小売チェーン店で、売上高は業界第3位。出店エリアは関東以西の中小規模商圏(人口10~15万人)をターゲットとしており、ドミナント戦略による地域シェアNo.1を目指している。店舗の大きさは300~600坪を目安としており、特に岡山県、山口県、長崎県などでは県内販売シェアが20%以上と高シェアを占めている。ヒマラヤの店舗数は2016年5月末時点で124店舗。

また、2011年7月に子会社化したB&Dは、首都圏における主要駅前で100~200坪の小型店舗を展開している。学校のクラブ活動などで使用するスポーツ用品の品ぞろえが豊富で店員の専門知識も高いことから、学生の中で高いブランド力を有している。店舗数は2016年5月末時点で32店舗。

2016年8月期第3四半期累計の商品別売上高構成比は、一般スポーツ用品(テニス、野球、サッカー、ランニング等の関連用品)が全体の68.8%を占め、ゴルフ関連用品が16.0%、アウトドア用品が8.6%、スキー・スノーボード用品が6.6%となっている。

また、相対的に収益性の高いPB(プライベートブランド)商品の売上拡大に注力しており、2016年8月期第3四半期累計のPB商品売上高構成比はヒマラヤで12.1%、B&Dで約5%となっている。PB商品は、野球やサッカーの練習用衣服や練習用ボール、その他すべての品種における消耗品など多岐にわたる分野で企画開発されており、製造に関しては中国等で委託生産し、商社を通じて輸入している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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