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【材料】シンワアートオークション---16年5月期営業利益358.2%増、落札価額が高水準で推移

シンワアート <日足> 「株探」多機能チャートより

シンワアートオークション<2437>が13日に発表した2016年5月期決算は、売上高が前期比32.2%増の38.98億円、営業利益が同358.2%増の3.56億円、経常利益が同530.3%増の3.32億円、当期純利益が同902.9%増の1.64億円だった。

主力の近代美術オークションは、戦後美術・コンテンポラリーアートを独立させ単独のオークションとして2回開催した関係で前年比で出品点数21.9%減、落札点数20.4%減と減少し、平均落札単価も前年比で10.4%減と減少したが、エスティメイト下限合計額に対する落札価額の比率は平均で139.3%と高水準で推移した。

近代陶芸オークションは、出品点数1.0%減、落札点数0.9%減と微減だが、2回の古美術を含むオークションが好調であったことから、平均落札単価は20.4%増と大きく増加、またエスティメイト下限合計額に対する落札価額の比率も平均で144.0%と高水準で推移している。

その他、近代美術Part2オークションは、出品点数2.9%増、落札点数0.1%増と微増。平均落札単価は42.5%増と大きく増加、また、エスティメイト下限合計額に対する落札価額の比率も平均で152.5%と高水準で推移している。

エネルギー関連事業の売上高は、50.2%増の27.14億円、セグメント利益は、同258.4%増の2.69億円。医療機関向け支援事業においては、医療ツーリズムを収益の柱とするべく、高度医療サービスや高度医療健診を提供する医療機関や提携医療機関等との具体的な折衝を行っている。

2017年5月期通期については、売上高が前期比10.3%増の42.99億円、営業利益が同17.1%増の4.17億円、経常利益が同15.2%増の3.82億円、当期純利益が同37.2%増の2.25億円を見込んでいる。

《TN》

 提供:フィスコ

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