市場ニュース

戻る
2016年07月19日15時33分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ファストリ、コマツ、NOK、ソニー

ファストリ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ファーストリテイリング <9983>  33,700円  +1,040 円 (+3.2%)  本日終値
 ファーストリテイリング<9983>が続伸。大和証券がリポートをリリース。第3四半期(3~5月)は前年同期比18.6%営業増益と良好、全セグメントで増益となったと紹介。同証券の予想は、為替差損の拡大(175→370億円)により、税引前利益以下を減額。ただ、国内、中国とも業績が回復しているうえ、米国の赤字縮小も進んでいると解説。投資判断は「3」(中立)を継続。ただ、業績は底打ちとみて、目標株価を2万9000円から3万2000円へ引き上げている。

■コマツ <6301>  2,049円  +54 円 (+2.7%)  本日終値
 コマツ<6301>の上値指向が鮮明だ。株価は日経平均と歩調を合わせるようにきょうで6日続伸だが、この間の上昇率は16.5%に達し、同期間の日経平均の9.2%を大きく上回る。英国のEU離脱決定などが、米国をはじめ先進国のレパトリエーション(本国への資金回帰)を促す契機として新興国からの資金流出懸念を想起させていた。そのなか、これまで以上に中国リスクに身構えていた東京市場だが、中国政府への政策期待や足もとの経済指標などを受け投資家の不安心理はひと頃より改善傾向にあるようだ。19日、中国総務省が発表した1~6月の世界からの対中投資は前年同期比5.1%増と拡大、特に6月単月では前年同月比9.7%増と伸びが顕著で、中国向け輸出比率の高いコマツや日立建機<6305>などは買いが優勢となっている。

■NOK <7240>  1,829円  +39 円 (+2.2%)  本日終値
 NOK<7240>が小幅高。TIWでは、今後のスマートフォン向け受注見込みに不透明感が強いと指摘。主要取引先スマートフォン新機種向けの需要動向を見極めたいとして、中期的にはFPC車載向け比重拡大などによる電子機器部品事業のボラティリティ緩和が課題と解説。株価指標面に特段割安感がないことも勘案して、レーティングを「2」から「2-」に引き下げている。

■ソニー <6758>  3,236円  +57 円 (+1.8%)  本日終値
 ソニー<6758>が3日続伸し、連日で年初来高値を更新。みずほ証券では、17年3月期は、熊本地震の影響、高機能カメラモジュールからの撤退費用支出、iPhoneの生産調整などを背景に業績は踊り場を見込むものの、実質ベースでは増益基調を維持すると予想。18年3月期に向けては、地震影響の解消、スマートフォン向けイメージセンサでのシェア上昇、ゲームや音楽の収益拡大基調維持、モバイルやHE&Sでの円高メリットなど全体の収益改善基調に変化はないと解説。レーティング「買い」を継続、目標株価を3800円から4000円に引き上げている。

■昭和電工 <4004>  1,039円  +18 円 (+1.8%)  本日終値
 SMBC日興証券は、2016年7月以降の為替前提を100円/ドル(従来110円)、110円/ユーロ(125円)として、化学・繊維セクターのカバレッジ各社の業績予想を変更した、とのリポートをリリース。銘柄間で程度の差はあるものの、総じて急激な円高進行はネガティブで、カバレッジ各社全体の従来予想比で16年度の営業利益は6%の下方修正となったと説明。同証券ではさらに、営業外収支として計上する為替差損も織り込むと経常利益段階では下方修正幅が10%まで拡大したと指摘。個別銘柄では、為替感応度の大きい昭和電工<4004>、SUMCO<3436>、JSR<4185>、カネカ<4118>、ダイセル<4202>の減額率が大きくなったと解説。ただ、化学・繊維セクター内のトップピックには、東洋紡<3101>、東ソー<4042>、三井化学<4183>の3銘柄に加え、今回これに大陽日酸<4091>を追加。中でも、東洋紡と大陽日酸は為替前提が100円/ドルでも増益確保が可能との見解を示している。

■T&Dホールディングス <8795>  1,006.5円  +15.6 円 (+1.6%)  本日終値
 ゴールドマン・サックス証券の生保セクターのリポートでは、日本国債は10年物がマイナス30ベーシスポイント、20年物がほぼゼロと利回りが低下し、生命保険各社にとって低金利環境が生み出す課題はますます重くなり続けていると指摘。金利低下が長期継続する前提に立てば契約の多くは採算割れとなり、新規制の導入で資本不足に陥るリスクも生じるとの見方で、現在のようなストレス下では、バランスシートの安定度が何にも増して重要と解説。個別銘柄では、BSリスク対比で割安、上場生保4社で資本水準が最も高く配当に上振れ余地のあるT&Dホールディングス<8795>を買い推奨しています。

■マニー <7730>  2,135円  +31 円 (+1.5%)  本日終値
 マニー<7730>が続伸。TIWでは、生産移管による順調なコスト削減や中国販売体制の強化などで、デンタルを中心に収益性が急回復しているため、通期利益も上乗せ余地が高まったと指摘。来期以降の収益性改善が加速する可能性がある他、中期的なスパンでは買収シナジーの本格発現が期待できるとみて、株価は徐々に下値を切り上げていく展開を予想。レーティングを「2」から「2+」に引き上げている。

■ホンダ <7267>  2,824.5円  +24.5 円 (+0.9%)  本日終値
 ホンダ<7267>が小幅に続伸。仏系有力証券では、リコールのチャージを加味しても以前より業績がよくなる可能性があると指摘。CR‐Vにも期待したいとして、レーティングを「アンダーパフォーム」から「買い」に、目標株価を3300円から3800円に引き上げている。

■三菱UFJ <8306>  521.6円  +2.8 円 (+0.5%)  本日終値
 クレディ・スイス証券の銀行セクターのレポートでは、メガバンクの政策保有株式削減の中身が明らかになった事を受け、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>の政策保有株式削減には三菱グループの協力が大きく、みずほフィナンシャルグループ<8411>の削減は対象が多岐に亘り、今期の削減を期待させるものと指摘。三井住友フィナンシャルグループ<8316>は今期の加速が注目されるとして、京都銀行<8369>は貸出金や国内債券の利回りが低迷する中、潤沢な自己資本を活用して戦略的な投資を行っているため、資金利回りの防衛につながるか注目したいと解説。国内外の運用環境が厳しい中、政策保有株式売却益の計上は各社の業績予想に対する貴重な上乗せ要素として期待できるとみて、国内外での収益分散に加え政策保有株式の売却益計上が見込まれる三菱UFJと三井住友FGの「アウトパフォーム」を強調している。

●ストップ高銘柄
 フジタコーポレーション <3370>  1,367円  +300 円 (+28.1%) ストップ高   本日終値
 シライ電子工業 <6658>  235円  +50 円 (+27.0%) ストップ高   本日終値
 エスケイジャパン <7608>  407円  +80 円 (+24.5%) ストップ高   本日終値
 AppBank <6177>  1,700円  +300 円 (+21.4%) ストップ高   本日終値
 内外テック <3374>  607円  +100 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値
 など、15銘柄

●ストップ安銘柄
 アドウェイズ <2489>  713円  -150 円 (-17.4%) ストップ安   本日終値
 モバイルファクトリー <3912>  4,000円  -700 円 (-14.9%) ストップ安   本日終値
 以上、2銘柄

株探ニュース

日経平均