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【市況】東京株式(前引け)=急速な円安進行を追い風に上値追い続く

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 15日前引けの日経平均株価は前日比189円74銭高の1万6575円63銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は12億1826万株、売買代金概算は1兆5203億5000万円。値上がり銘柄数は1157、対して値下がり銘柄数は676、変わらずは132銘柄だった。
 
 きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウが5日続伸し、連日の史上最高値と株高が続いていることを好感し、リスクを取る動きが強まった。取引時間中は為替が1ドル=106円台まで急速に円安に振れたことが輸出株をはじめ強力な追い風となった。日経平均は心理的なフシ目となっていた1万6500円を6月10日以来、約1カ月ぶりに上回ってきた。

 個別では、任天堂<7974>が前日同様に群を抜く大商いで続急伸。ファーストリテイリング<9983>も急騰し日経平均を170円以上押し上げている。LINE<3938>は公開価格を5割近く上回る4900円で初値をつけたが、前引けはやや伸び悩んだ。エスケイジャパン<7608>がストップ高、サノヤスホールディングス<7022>、いちごグループホールディングス<2337>なども値を飛ばした。半面、グリー<3632>、gumi<3903>などが大幅安。花王<4452>、小野薬品工業<4528>、キヤノン<7751>、ニトリホールディングス<9843>なども軟調。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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