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【市況】11日の株式相場見通し=米株式市場の大幅高を好感し反発

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 11日の東京株式市場は、8日の欧米主要株式市場の上昇を好感し、買い先行となりそうだ。日経平均株価は前週末までの4日続落で668円の下落をみせており、短期間での大幅下落への反動による自律反発も予想される。さらに、10日に投開票が実施された参院選では、与党が事前の予想通りの勝利を収め、「アベノミクス」を中心とした経済政策が今後も継続されることから、買い安心感も想定される。

 8日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比250.86ドル高の1万8146.74ドルと大幅反発し、2015年5月27日以来、約1年2カ月ぶりの高値水準となった。8日発表された米6月の雇用統計で、非農業部門の雇用者数が前月比28万7000人増と市場予想の約18万人を大きく上回る伸びとなったことから、景気の先行き回復期待が強まり買いが優勢となった、ナスダック総合株価指数は、前日比79.950ポイント高の4956.757と3日続伸した。

 日程面では、6月のマネーストック、5月の機械受注に注目。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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