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【市況】概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は小反発、テメル暫定政権の経済改革などに対する期待が高まっている

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 51901.81 +0.11%
6日のブラジル株式市場は小反発。主要指標のボベスパ指数は前日比59.54ポイント高(+0.11%)の51901.81で取引を終えた。51908.75まで上昇した後、一時50824.99まで下落した。

テメル暫定政権の経済改革などに対する期待が高まっていることが引き続き支援材料となり、資源セクターに買いが継続した。一方、指数の上値は重い。通貨レアル安の進行が指数の上値を押さえた。ブラジル中央銀行が米ドル買い・レアル売り介入を継続したことがレアル売りにつながったもようだ。また、弱い経済指標も圧迫材料。6月の自動車販売台数は前月比で2.6%上昇し、前月の増加率2.8%をやや下回った。

【ロシア】MICEX指数 1879.42 -0.86%
6日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は、前日比16.22ポイント安(-0.86%)の1879.42で取引を終了した。1896.71から1871.47まで下落した。

最近の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、英国のEU離脱決定が欧州経済に与える悪影響が改めて警戒された。イタリアの銀行の不良債権問題や欧州の金融不安は再び台頭している。また、米利上げ懸念が再びくすぶっていることも指数の足かせになった。

【インド】
休場

【中国本土】上海総合指数 3017.29 +0.36%
6日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比10.90ポイント(0.36%)高の3017.29ポイントと4日続伸した。約2カ月半ぶりの高値を切り上げている。

中国景気の過度な先行き不安が後退。15日発表予定の今年4~6月期の国内総生産(GDP)成長率に関し、1~3月期と同水準の6.7%になるとのコンセンサス予想が伝えられた(政府目標は6.5~7.0%)。そのうえで、インフラ投資の拡大や預金準備率の引き下げなど追加の支援策が打ち出されるとの見方も広がっている。人民元安の進行を警戒した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は引けにかけてプラスに転じた。

《CS》

 提供:フィスコ

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