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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 15,100円~15,500円

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 米ダウ平均は、EU離脱に揺れる英国の経済指標悪化を懸念し、日本市場や欧州市場が大幅下落となった流れから、朝方は120ドル以上下落する場面も見られたが、その後発表された6月非製造業景況指数が、市場予想を大きく上回ったことで買戻しが入り、指数はプラス圏に切り返して取引を終了。ただ、シカゴの日経平均先物は、為替市場での円高基調が足枷となり、日本の終値水準に留まって取引を終えていることから、東京市場の朝方は売り買い拮抗により、前日の終値近辺での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、急落の原因である為替動向を注視しながらの取引となりそうで、再び円高に振れるようであれば軟調な値動きも想定されるが、昨日の取引では陰線ながら長い下ひげを形成するなど、15,000円近くでは押し目買いも見られたことから、ドルが100円の大台を割り込むような状況でなければ、下値は比較的底底堅い動きが推測される。

 テクニカル的には、大幅下落により割り込んだボリンジャーバンドの-1σ(15,403円前後)や、一目均衡表の転換線(15,396円前後)が、目先の抵抗線となりそうだが、ここを越えてくれば、昨日開けた下窓(15,602円)を閉めてくることも期待出来る。下値メドはパラボリックが陰転する15,117円近くとなりそうである。

 新興市場のジャスダック平均は、75日移動平均線(2,469ポイント前後)が目先の上値メドとなり、下値は一目均衡表の転換線(2,412ポイント前後)が支持線として意識されそうで、マザーズ指数は、一目均衡表の雲の下限である先行スパン2(1,074ポイント前後)が上値の抵抗帯となり、下値は基準線(978ポイント前後)がサポートラインとなりそうである。

 本日の予想レンジ 15,100円~15,500円。(ストック・データバンク 編集部)

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