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【特集】平和不動産 Research Memo(4):有利子負債残高削減、平均借入金利低下で財務基盤強化

平和不 <日足> 「株探」多機能チャートより

■業績動向

(3)財務指標及び経営指標

過去4年間の財務及び経営に関する指標の推移から、平和不動産<8803>の安全性及び収益性の改善を読み取ることができる。有利子負債残高が1,869億円(2013年3月期)から1,602億円(2016年3月期)に減少したことにより、D/Eレシオ(有利子負債/純資産)、自己資本比率などの財務指標が好転した。また、長期借入の比率が95%前後を維持し、平均借入金利も低下傾向であり、日本橋兜町再開発の投資に向けた基盤が整っていることがわかる。

ROE(当期純利益/自己資本)及びROA(経常利益/総資産)がいずれも上昇傾向であり、資本効率・経営効率は高まっている。売上高営業利益率に関しては、東証ビルの賃料減額を経た上で踏みとどまっていることを評価したい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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