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2016年07月04日15時34分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):大日印、ファストリ、ソニー、日本オラクル

大日印 <日足> 「株探」多機能チャートより
■カッパ・クリエイト <7421>  1,310円  +23 円 (+1.8%)  本日終値
 カッパ・クリエイト<7421>が続伸。前週末1日に発表した6月度の月別売上高は、前年同月比8.5%減となり8カ月連続で前年実績を下回ったが、足もとの売り上げ不振は織り込み済みとの見方が強い。客単価が同0.4%増と8カ月連続でプラスとなったことが寄与。客数は同8.9%減と減少が続いているが、4月の同12.1%減、5月の11.8%減からは減少率がやや改善している。

■大日本印刷 <7912>  1,149円  +17 円 (+1.5%)  本日終値
 大日本印刷<7912>が反発。同社はこの日、飲料や食品向け紙容器の世界大手であるSIG Combibloc Group(スイス、SIG社)と日本市場における飲料・食品用紙容器事業で協業することを発表した。SIG社は、飲料カートンを欧州で最初に製造した企業で食品、飲料の無菌充填カートンビジネスにおいて40年以上の実績がある。SIG社の飲料・食品用紙容器と充填システムの販売で協業することにより、環境配慮型製品としての紙容器の市場活性化を図る。

■ユニーGHD <8270>  889円  +13 円 (+1.5%)  本日終値
 ユニーグループ・ホールディングス<8270>が3日続伸。1日引け後に17年2月期の第1四半期(3~5月)連結決算を発表した。営業利益は88億9300万円(前年同期比98.7%増)となり、会社計画や市場コンセンサスを大幅に上回ったことが好感され、買いが優勢となっている。決算を受け、SMBC日興証券がリポートをリリース。上振れはコスト削減が主因も、減価償却方法変更(20億円の増益要因)と併せて17年2月期営業利益は300億円を超えると同証券では予想しており、2016年9月に予定するファミリーマート<8028>との経営統合に向けて安心感を与える内容との見解を示している。同証券は業績予想を増額修正し、目標株価を750円から780円へ引き上げ、投資評価は「2」(中立)を継続している。

■ファーストリテイリング <9983>  27,705円  +345 円 (+1.3%)  本日終値
 ファーストリテイリング<9983>が小動き。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、仕入等に関しては為替予約により短期的な為替変動のリスクを回避しているものの、急ピッチな円高により金融費用上の為替差損が拡大すると指摘。1円の円高で為替差損が20億円発生すると想定し、16年8月期末時点で1ドル=100円の場合、430億円の為替差損を計上する計算になると解説。レーティング「ニュートラル」を継続、目標株価を3万2500円から3万円に引き下げている。

■ヤクルト本社 <2267>  5,470円  +60 円 (+1.1%)  本日終値
 ヤクルト本社<2267>が小幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、16年3月期の海外事業の営業利益構成比(全社費用控除前)は約71%で大きいと指摘。特にメキシコペソと人民元の下落幅が大きいことが同社の業績にネガティブに影響するとみて、17年3月期営業利益予想を375億円から360億円(会社計画は365億円)に引き下げ。レーティング「ニュートラル」を継続、目標株価を5400円から5100円に引き下げている。

■ソニー <6758>  3,038円  +31 円 (+1.0%)  本日終値
 ソニー<6758>が6日続伸。円高も熊本地震もブレグジット・ショックも、ネガティブ材料を全て飲み込んでの株価強調展開に市場の注目度が高まっている。英国EU離脱で波乱展開となった6月24日は大幅安となったものの、日足一目均衡表では雲を下抜けることなく再浮上、主力輸出株の中では異彩の強さだ。4Kテレビはリオデジャネイロ五輪向けの買い替え特需が期待されるほか、歴代最速ペースで販売台数を拡大している「プレイステーション4」が同社の業績を支える。10月投入の「プレイステーションVR」への下馬評も上々だ。さらにロボット事業への再参入に加え、EV向け市場など中心にリチウムイオン電池関連の需要増にも期待がかかる。CMOSイメージセンサーを含むMOS型IC関連事業などは被災した熊本地震の影響が尾を引く懸念はあるが、「熊本工場は8月からフル稼働に戻る見通し」(業界担当アナリスト)にあり、改めて売り要因とはならないとみられる。

■前田工繊 <7821>  1,000円  +9 円 (+0.9%)  本日終値
 前田工繊<7821>が5日続伸。同社は福井県に本社を置き、土木資材の製造販売を手掛けている。災害復興関連製品や景観資材の販売が好調であり、16年9月期の連結営業利益は前期比10%増の37億8000万円の見通しだが、市場には38億5000万円前後への増額修正期待がある。また、17年9月期は43億円前後へと連続最高益が見込まれている。

■日本オラクル <4716>  5,600円  +40 円 (+0.7%)  本日終値
 日本オラクル<4716>が小幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、2年前から注力するクラウドは成長性に対するビジビリティが高まっているため、成長率加速の有無が注目点になると指摘。株主還元拡大やクラウドの力強い成長が「カタリスト」、親会社へのロイヤルティー料率改悪、クラウド成長に伴う新規ライセンスなどへのカニバリゼーションの影響拡大、配当伸長鈍化を「リスク」と位置づけ、レーティング「ニュートラル」を継続。目標株価を5550円から5800円に引き上げている。

■ダイキン工業 <6367>  8,486円  +44 円 (+0.5%)  本日終値
 SMBC日興証券の機械、造船・プラントセクターのリポートでは、需要減と円高により17年3月期上半期の業績は総じて厳しいと指摘。為替環境が大きく変化したことにより、短期的にはダイキン工業<6367>やSMC<6273>などクオリティ銘柄への回帰が有効な戦略と考えるも、12カ月のタームでは、三菱重工業<7011>、荏原製作所<6361>、日揮<1963>のトップピックを継続。業種格付けも「中立」を継続している。

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