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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 15,300円~15,600円

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 米ダウ平均は、外部環境(アジア市場や欧州市場の上昇)が良好であったことや、6月の新車販売台数が大きく伸びたこと好感し、一時は18,000ドルの大台を回復する場面も見られたが、祝日(独立記念日)による連休を控え、終盤はポジション整理から値上がり幅を縮小して取引を終了。シカゴの日経平均先物は、目先は材料で出尽くし感もあり、大証の終値に比べ(日中比)110円安と値下がりして取引を終えていることから、東京市場の朝方は売り先行によりマイナス圏での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、イギリスショックによる暴落後、先週はすべての取引日で上昇するなど、ショートカバーも一服感が出始めており、また、一時は103円半ばまで上昇したドルも、103円台を維持出来ずに102円半ばまで下落(円は上昇)するなど、ドルの上値が重いこともややネガティブな材料であることから、本日の取引では短期的な利益確定の売り優勢となり、終始上値の重い展開が想定される。

 テクニカル的には、ボリンジャーバンドの-1σ(15,505円前後)が支持線として、下値をサポートすることが予想されるが、ここを維持出来ない場合は、15,000円近くまでの調整も視野に入ってくるだろう。上値は25日移動平均線(16,084円前後)が当面の抵抗線として意識されそうだ。

 新興市場のジャスダック平均は、金曜日の取引で一目均衡表の雲の中に突入してきたことから、雲の下限である先行スパン2(2,444ポイント前後)が下値支持帯となり、ここを下回るようだと、次のサポートラインは5日移動平均線(2,430ポイント前後)となる。マザーズ指数は、ボリンジャーバンドの-1σ(958ポイント前後)が目先の下値メドで、上値は中心線(1,043ポイント前後)が抵抗線になるだろう。

 本日の予想レンジ 15,300円~15,600円。(ストック・データバンク 編集部)

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