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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (6月27日記)

日経平均 <日足> ボリンジャー/MACD 「株探」多機能チャートより

 日経平均株価は、6月24日の価格が暴落して、2月12日の安値1万4865円を割れる動きになっています。

 この下げにより、24日の足型はめったに出ない値幅の極大陰線になっています。このような足型は、その日の中で、当面の目標値へ一気に到達したことを示す動きです。

 通常の大陰線は、その方向へ勢いづいていることを示すサインになりますが、24日のような値幅の足型は、下降へ向かうエネルギーを出し尽くしてしまっていることを示唆しています。したがって、極大陰線が出た後は、短期的に強弱感のない状態へ入ります。

 今後は、24日に動いた範囲内で推移して、下値堅さがあるのか、上値が重いのかを確認する作業を経過して、上下どちらかへ向かう流れへ入ると考えられます。

情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。

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