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【市況】米国株見通し:欧州動向にらみながらリバウンド機運強まるか

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2099.25(+22.50) (18:40現在)
ナスダック100先物 4448.25(+53.75) (18:40現在)

グローベックスは堅調
英国の国民投票の行方
欧州は全般買い先行

18:40時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は堅調に推移している。

22日のNY市場は下落。原油相場が一時50ドルを回復したことが好感され、買いが先行。イエレンFRB議長の議会証言では米経済の見通しに対して前向きな姿勢を示したことで上げ幅を広げる場面もみられた。しかし、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る国民投票を控え、持ち高を調整する動きもあり、引けにかけて下落に転じた。ダウ平均は48.90ドル安の17780.83、ナスダックは10.44ポイント安の4833.32。

グローベックスの米株先物はNYダウで180ドル高程度を織り込んで推移している。欧州は全般買いが先行しており、ユーロストックが1.2%、独DAXが1.6%、英FTSEが1.1%と軒並み1.0~2.0%程度の上昇をみせている。英国民投票が始まり、市場ではEU残留観測がやや優位になっている。警戒感が後退する格好から原油相場などの商品市況も時間外で強い動きをみせている。24日の結果を見極めたいとする模様眺めムードも燻るものの、欧州市場の動向を睨みながら、リバウンド機運が強まりそうだ。

その他、経済指標では新規失業保険申請件数(先週)、製造業PMI(6月)、消費者信頼感指数(先週)、新築住宅販売件数(5月)、景気先行指数(5月)の発表が予定されている。

《KK》

 提供:フィスコ

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