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【市況】マザーズ指数は反発、ナノキャリアやAWS?HDがストップ高/マザーズ市況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 本日のマザーズ市場は、英国の欧州連合(EU)残留・離脱を問う国民投票を前に、前日からの様子見ムードを引き継いでスタートした。材料株や直近IPO銘柄に短期の値幅取り狙いの物色が向かったものの、全体としては積極的な買いが入らず軟調な展開が続いた。しかし、日経平均が後場に入り上げ幅を拡大すると、マザーズ市場でも英国のEU残留を織り込んでSOSEI<4565>など主力株を中心に買いが入った。なお、マザーズ指数は反発、売買代金は概算で1150.13億円。騰落数は、値上がり117銘柄、値下がり104銘柄、変わらず7銘柄となった。
 個別では、マザーズ売買代金トップのSOSEIが小幅ながらプラスに切り返して本日の取引を終えた。ただ、アキュセラ<4589>など朝方から買われた銘柄では、大引けにかけて伸び悩む動きが見られた。アキュセラは大株主による株式買い増しが材料視された。その他、グリーンペプタイド<4594>、ミクシィ<2121>、サイバダイン<7779>などが上昇。アスラポート<3069>との資本業務提携を発表したフルッタ<2586>がストップ高比例配分となったほか、一部証券会社の新規高評価が観測されたナノキャリア<4571>もストップ高に。また、前日初値を付けたAWS?HD<3937>がストップ高となり、Jリース<7187>も10%を超える上昇となった。一方、ブランジスタ<6176>が小幅安で、モブキャス<3664>、ホープ<6195>などが軟調。また、利益確定売りが続き大幅続落したメディアシーク<4824>に加え、農業総合研究所<3541>、ストライク<6196>、アトラエ<6194>といった直近IPO銘柄がマザーズ下落率上位となった。
 なお、本日マザーズ市場へ新規上場したバーチャレクス・コンサルティング<6193>の初値は公開価格を約13%上回った。初値形成後は買われる場面もあったが、後場に入り利益確定売りに押された。
《HK》

 提供:フィスコ

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