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【市況】11時時点の日経平均は大幅続伸、gumiやVテクが東証1部上昇率上位

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

11時00分現在の日経平均株価は15933.62円(前週末比333.96円高)で推移している。英国の欧州連合(EU)残留・離脱の是非を問う国民投票に関心が集まるなか、最新の世論調査で残留派が優勢と伝わった。これを好感し、日経平均は先週の大幅な下落に対する自律反発を意識した買いが優勢となり、239円高からスタートした。寄り付き後も先物市場を中心に買い戻しが入り、日経平均は一時16035.44円(同435.78円高)まで上昇する場面があった。ただ、買い一巡後はじりじりと上げ幅を縮める展開となっている。

個別では、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクグ<9984>、三井住友<8316>、みずほ<8411>など売買代金上位は全般堅調。富士重<7270>、マツダ<7261>といった自動車株や、東芝<6502>、ファーストリテ<9983>などが3%超の上昇。また、韓国サムスン電子が有機EL生産増強との報道を受けてVテク<7717>が商いを伴って急反発しており、gumi<3903>、LINK&M<2170>などとともに東証1部上昇率上位となっている。一方、インド中銀総裁の退任が伝わり、同国経済の減速懸念からスズキ<7269>が売られている。燃費不正問題への対応で特別損失計上を発表した三菱自<7211>も3%超の下落。また、子会社ブランジスタ<6176>に連れてストップ安となっているNEXYZ.<4346>が東証1部下落率トップに。その他業績予想を下方修正したアシックス<7936>や、日立造<7004>などが下落率上位となっている。

《HK》

 提供:フィスコ

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