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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 15,300円~15,700円

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 米ダウ平均は、日本市場の急落や欧州市場の下落を懸念し、売り先行から軟調な取引開始となったが、連日の下落で短期的な割安感からショートカバーの動きが強まり、終盤は買い優勢からプラス圏に浮上。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)195円高と大きく値上がりして取引を終えているだけに、東京市場の朝方も買い先行から上昇しての取引開始となりそうだ。

 一巡後は、連日の大幅下落により一部では割安感の出ている銘柄も見られ、また、米国市場が6日振りに反発した安心感から、短期的な戻りを狙った押し目買いが入り易く、内需関連で好業績の銘柄を中心に底堅い動きとなることが予想される。

 ただ、円高が急速に進み為替市場でドルが多少戻っても、ネガティブな見通しは払拭出来そうもなく、日経平均のチャートでは2番底が消滅して、今年の最安値(14,865円前後)を更新する確率がかなり高くなってきたことを考えると、戻り幅も限定的となりそうだ。

 テクニカル的には、特に目安となる指標が見当たらないことから、15,500円前後までの戻りが想定され、意外高のリバウンドとなった場合は、5日移動平均線(15,733円前後)近くまでの反発も期待される。

 新興市場のジャスダック平均は、これまでの下値支持帯であった一目均衡表の雲を、昨日の終値で下抜いたことから、雲の下限である先行スパン2(2,419ポイント前後)が目先の上値メドとなりそうで、ここを突破出来れば次の上値メドは、ボリンジャーバンドの-2σ(2,436ポイント前後)となるだろう。マザーズ指数は、心理的節目の1,000ポイントが目先の上値メドで、突破出れば次の抵抗線は75日移動平均線(1,058ポイント前後)となりそうだ。

 本日の予想レンジ 15,300円~15,700円。(ストック・データバンク 編集部)

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