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【材料】大成建が新高値、リニア延伸前倒しで活躍期待

大成建 <日足> 「株探」多機能チャートより
 大成建設<1801>の上値追い基調鮮明、一時11円高の830円まで買われ、年初来高値を更新した。

 安倍首相は腰折れ気味の国内景気を刺激するべく消費税10%への引き上げの延期を決定、また財政出動にも前向きな姿勢を打ち出しており、今秋には10兆円規模とも観測される補正予算編成への期待が底流している。同社をはじめ大手ゼネコンの収益環境は追い風が強い。

 一方、政府はリニア中央新幹線の大阪への延伸時期を2045年から最大8年前倒しする方針で、JR東海<9022>にとっては新たな低利貸付制度に伴うインフラ整備支援が心強い材料となっている。そのなか、大成建はリニア本格工事第1弾で最難関とされる南アルプストンネルの新設でいち早く受注を獲得した実績があり、リニア関連の主軸として注目される。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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