【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」　(6月8日記）

　日経平均株価は、6日の安値1万6322円が押し目になっているなら、本日の価格が昨日の安値1万6536円を終値で維持する動きになると考えられます。

　一方で、本日の価格が寄り付き値で前日比マイナスになった後に下げるなら、昨日の高値が一時的な反発で終わり、本日以降、下げの流れへ入る展開も考えておく必要があります。その場合、本日は6日の安値1万6322円を目指すため、寄り付き後、すぐに下げ幅の大きな動きに入ると考えられます。

　寄り付き値が下放れる場合、下げ幅の大きな動きに注意しておきます。寄り付き値が上放れるか、1万6536円で下値を支えられて値を戻す動きになるなら、上値を試す動きの途中と考えておきます。


情報提供：パワートレンド＝伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋　プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。

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