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【材料】平和不動産---16.3期当期純利益が前期比76.7%の大幅増、17.3期も増収増益予想

平和不 <日足> 「株探」多機能チャートより

平和不動産<8803>は4月27日、2016年3月期決算を発表。売上高が前期比7.8%増の370.10億円、営業利益が同3.3%減の82.67億円、経常利益が同2.1%増の67.08億円、当期純利益が同76.7%増の44.08億円となった。2016年1月28日に発表した会社計画を売上高、各利益ともに上回っての着地となっている。

賃貸事業のうち、ビル賃貸事業では前期取得物件や前期竣工物件の賃貸収益貢献等があったものの、東京証券取引所ビルの賃貸料減額による影響等により減収となったが、ビル売上高、土地賃貸収益、住宅賃貸事業を含めると増収となった。

不動産ソリューション事業のうち、住宅開発収益は前期に完売した物件の反動減等により減収となったが、たな卸資産の売却等、マネジメントフィー、不動産仲介収益が増収となったため、不動産ソリューション事業は増収となった。

同社は、中長期的な経営戦略として、日本橋兜町再開発を起点に街づくりに貢献する会社に成長し、中長期的な成長の基盤の確立を目指すべく、2014年度から2023年度までを計画期間とする「中長期経営計画over the“NEXT DECADE”」を策定し、その重点戦略である「日本橋兜町再活性化プロジェクト」、「ビル賃貸事業のブラッシュアップ」、「リートAM事業等フィービジネスの拡大」に取り組んでいる。

17年3月期通期については、売上高が前期比10.8%増の410.00億円、営業利益が同2.8%増の85.00億円、経常利益が同4.3%増の70.00億円、当期純利益が同2.1%増の45.00億円を見込んでおり、増収増益の予想となる。

《TN》

 提供:フィスコ

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