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【市況】円高止まらず、シカゴ日経先物は急落【連休中、世界の市場はこう動いた】

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 4月29日が昭和の日で日本市場が休場となるなか、日銀が追加金融緩和を見送ったことをきっかけに進んだドル売り・円買いがさらに進行。NY市場で1ドル=106円台前半までドル安・円高が進み、シカゴの日経平均株価先物期近は28日現物終値比806円安の1万5860円と急落。ゴールデンウイーク前半の3連休が明ける5月2日の取引で、 日経平均は急落が必至の状況となっている。
 また、4月29日に米財務省が日本など5ヵ国を為替操作の監視対象国に指定したことも、日本の為替介入は難しくなったとの見方につながり、ドル売り・円買いを後押ししそうだ。その他の監視対象に指定された4ヵ国は中国、韓国、台湾、ドイツ。円は対ユーロでも上昇しており、1ユーロ=121円80銭台と2013年4月以来3年ぶりの水準をつけている。
 なお、29日の主要各国の株式市場は軒並み下落した。上海総合指数は0.25%安の2938.32と3日続落。欧州では独DAX指数が2.73%安、英FTSE100指数が1.27%安となった。NYダウは0.32%安の1万7773ドル、ナスダック総合指数は0.62%安の4775ポイントで取引を終えた。

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