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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):横河ブHD、ユアテック、そーせい、ライトオン

横河ブHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■横河ブHD <5911>  1,127円  -162 円 (-12.6%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 横河ブリッジホールディングス<5911>が急落。三井住友建設<1821>も売りが先行。両社は23日、新名神高速道路の橋梁工事現場で、22日午後4時30分頃に橋桁落下事故が発生したと発表。今後の補償問題などが懸念されているようだ。なお、横河ブHDは業績への影響について、東証の適時開示規則などに基づき、適切に報告していくとしている。

■ユアテック <1934>  829円  -90 円 (-9.8%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 22日に決算を発表。「今期経常は20%減益へ」が嫌気された。
 ユアテック <1934> が4月22日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比27.2%増の156億円に伸びたが、17年3月期は前期比20.3%減の125億円に減る見通しとなった。
  ⇒⇒ユアテックの詳しい業績推移表を見る

■そーせいグループ <4565>  23,230円  -1,750 円 (-7.0%)  本日終値
 週明け4月25日の東京株式市場は、日経平均株価が132円安の1万7439円と5日ぶりに反落して前場の取引を終了した。マザーズ市場では、そーせいグループ<4565>、グリーンペプタイド<4594>、フェニックスバイオ<6190>など人気バイオ銘柄が下落率ランキング入り。大和証券から「4月の日銀金融政策決定会合は効果的な金融緩和が期待できるタイミングに」とリポートが出された。物色の対象が食品、通信、バイオなどのディフェンシブ銘柄から、自動車、金融、不動産、リートなど金融緩和メリット株にシフトしていることを指摘している。同証券のストラテジストは今週の日銀金融政策決定会合で「3次元緩和の活用+αの政策フル活用を期待しているとコメントしている。

■ライトオン <7445>  1,484円  -109 円 (-6.8%)  本日終値  東証1部 下落率4位
 ライトオン<7445>が大幅続落。前週末22日の取引終了後に発表した4月度(3月21日~4月20日)の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比0.7%増と3月の同17.9%増から伸び率を大きく縮小させたことが嫌気されている。前倒しで投入した無地やプリント物のTシャツなどが好調に推移した一方、前年に比べて休日が1日少なかったことや熊本地震の影響があったという。なお、全社売上高は同2.5%増だった。

■UKCホールディングス <3156>  2,012円  -144 円 (-6.7%)  本日終値  東証1部 下落率5位
 22日、UKCホールディングス <3156> が昨年11月から進めていた加賀電子 <8154> との経営統合に向けた協議を中止すると発表したことが売り材料視された。両社は売上高5000億円超の世界有数のエレクトロニクス商社となることを目指し、経営統合に向けて協議を進めていたが合意に至らなかった。発表を受けて、競争力強化に期待していた加賀電子との経営統合を白紙撤回したことを嫌気する売りが向かった。

■エイチ・アイ・エス <9603>  2,845円  -195 円 (-6.4%)  本日終値  東証1部 下落率7位
 エイチ・アイ・エス<9603>が急落。22日の取引終了後、16年10月期の第2四半期(15年11月~16年4月)の連結最終損益は20億円の赤字(前年同期は51億200万円の黒字)へ転落したことを明らかにした。従来予想は58億円の黒字だった。売上高は2760億円から2570億円(前年同期比1.5%減)へ見直したほか、営業利益も110億円から83億円(同17.2%減)へ修正した。日本からの海外旅行では、同時多発テロの発生により 収益性の高いヨーロッパ方面の取り扱いが減少。連結子会社の「TEN BOSCH CRUISE PANAMA」が所有している船舶に減損損失35億800万円を特別損失として計上することも響く。また、訪日旅行では中国経済の減速による旅行客の購買商品の変化によりコミッション収入が減少。国内旅行では、雪不足の影響によりスキーバスツアーの集客が減った。傘下のハウステンボスグループでは、大型団体客の弱含みや今年1月の大雪の影響で入場者数が見込みを下回っている。16年10月期通期の連結業績は、熊本地震の影響も含めて現在精査中としている。

■マニー <7730>  1,840円  -123 円 (-6.3%)  本日終値  東証1部 下落率9位
 マニー<7730>が大幅続落。TIWでは、新興市場を中心に中期的な医療関連の需要拡大を取り込めるとの成長シナリオは不変と指摘。コスト改善効果、中国市場の回復、買収シナジーの発現などから来期以降収益が戻ってくる可能性が高いとみることから、株価が大きく崩れるリスクは少ないと考えるものの、株価を押し上げる材料も目先乏しいと解説。レーティング「2」を継続している。

■ソニー <6758>  2,835.5円  -181.5 円 (-6.0%)  本日終値  東証1部 下落率10位
 ソニー<6758>が急落。クレディ・スイス証券は、同社が22日引け後に、熊本地震の影響により17年3月期業績予想の見通しを延期すると発表したことを受け、リポートをリリース。同社では、デバイス事業の熊本拠点は被災により生産活動が停止しており、業績への影響額の精査が必要なためとしており、同証券は被災影響については一時的要因といえるものの、短期的に市場で業績への懸念が強まる可能性があると指摘。業績影響としては、デバイス事業での販売ロス、修理費用、IP&S事業の販売ロス、生産稼働率低下の影響などが考えられるほか、今後地政学リスクの台頭により、同社のシェアに変動が出る可能性については注意をしたいと解説。現時点で投資判断「アウトパフォーム」、目標株価3300円を継続している。

■ジャフコ <8595>  3,480円  -200 円 (-5.4%)  本日終値
 ジャフコ<8595>が3日ぶりに急反落。同社は22日引け後に、16年3月期の連結決算を発表した。売上高は前の期比33.6%減の411億5500万円、営業利益は同50.0%減の192億2600円となり、大幅な減収減益を嫌気した売りに下押ししている。国内大手証券は、足元の上場有価証券含み益や同社の投資状況を踏まえ、業績予想を見直したとのリポートをリリース。17年3月期以降の営業利益は従来予想に比べ下方修正となったものの、含み益の減少を背景にキャピタルゲイン水準の低下を見込むためと解説。足元の上場有価証券含み益に、同証券が推定した未上場投資残高の時価を加えた NAV(Net Asset Value)は、一株当たり6378円(従来6903円)と想定し、目標株価を4200円から3900円へ引き下げ、レーティングは「ニュートラル」を継続している。

■サイバーエージェント <4751>  5,420円  -260 円 (-4.6%)  本日終値
 サイバーエージェント<4751>が反落。岩井コスモ証券はリポートで、スマートフォンゲーム向けゲームアプリの課金収入・インターネット広告収入の増加により16年9月期上期決算は利益面での計画上振れ期待を持てる着地だったが、下期は新規事業の動画配信サービスに関わる先行投資費用が膨らむ見通しで、上期と比較して利益率が悪化する可能性が高いと指摘。投資判断をいったん、5段階中最上位の「A」から真ん中の「B」へ2段階格下げし、目標株価は6000円から5600円へ引き下げている。また、ドイツ証券はリポートで、16年9月期上期決算は中核事業(モバイル広告とゲーム)が依然として堅調であるとの見方を裏付けるものとなったと指摘。レーティング「バイ」を継続し、目標株価は6300円から6100円へ調整している。

●ストップ高銘柄
 データホライゾン <3628>  1,381円  +300 円 (+27.8%) ストップ高   本日終値
 ブロードバンドタワー <3776>  235円  +50 円 (+27.0%) ストップ高   本日終値
 FVC <8462>  2,080円  +400 円 (+23.8%) ストップ高   本日終値
 グローバルウェイ <3936>  16,340円  +3,000 円 (+22.5%) ストップ高   本日終値
 STUDIOUS <3415>  1,715円  +300 円 (+21.2%) ストップ高   本日終値
 など、12銘柄

●ストップ安銘柄
 日本フォームサービス <7869>  307円  -80 円 (-20.7%) ストップ安   本日終値
 ETFSパラ <1675>  5,420円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値
 など、2銘柄

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