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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):バイタルKS、丸紅、、マクドナルド、三菱自

バイタルKS <日足> 「株探」多機能チャートより
■バイタルKS <3151>  918円  +10 円 (+1.1%)  本日終値
 バイタルケーエスケー・ホールディングス<3151>が後場急上昇。午後1時ごろに集計中の16年3月期業績について、売上高が従来予想の6135億円から6200億円(前の期比13.1%増)へ、営業利益が50億円から66億円(同3.6倍)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが入っている。C型肝炎治療薬などの新薬による販売が予想を大きく上回ったことが要因としている。

■丸紅 <8002>  609.7円  +6 円 (+1.0%)  本日終値
 丸紅<8002>が朝安後、下値に買いが入りプラス圏に切り返す展開。ゴールドマン・サックス証券は21日、同社株の「買い」を継続。目標株価は670円(従来690円)としている。18日に、資源関連事業などの減損損失の計上などで16年3月期の連結純利益を従来予想1800億円から600億円に下方修正した。この発表を受け、同証券では17年3月期と18年3月期の業績予想を減額した。ただ、「新規投資の大幅縮小が不可避だが配当性向25%は維持される」と見込み、17年3月期の配当は23円と16年3月(21円)から増配されると予想している。

■マクドナルド <2702>  2,635円  +24 円 (+0.9%)  本日終値
 日本マクドナルドホールディングス<2702>が反発。3月下旬の急な調整局面でも下ヒゲをつけて2600円台を終値でキープするなど底堅さをみせた経緯がある。同社は通常商品よりも厚みを加えたパティを使った「クラブハウスバーガー」を27日から発売する。価格は単品で490円と高めながら、食べ応えのある食感で顧客需要の取り込みを図る。

■テンプホールディングス <2181>  1,636円  +9 円 (+0.6%)  本日終値
 テンプホールディングス<2181>が続伸。マーケット関係者からは、大和証券がテンプHDのレーティングを新規「3」でカバレッジ開始するアナリストリポートを発行したことが注目された。同証券のアナリストは「総合人材サービス大手。売上高は業界第2位である。業界有数の人材調達力を有し、サービス認知度も高い」と紹介。「WEBへの集約化により、『an』ブランドの収益性は大きく改善」すると想定している。今回のアナリストリポートでは、テンプHDのレーティングを新規「3(中立)」、目標株価は1700円を付与している。

■三菱自動車工業 <7211>  504円  -79 円 (-13.6%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 SMBC日興証券の三菱系銀行・商社のリポートでは、三菱自動車工業<7211>向けのリスクエクスポージャーは、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>がリスク900億円(出資330億円、貸出が最大で570億円)、三菱商事<8058>はリスク3500億円(出資1500億円、関連事業2000億円)と指摘。三菱UFJに関して、本件の影響が三菱自動車国内部門にとどまる限り、多額の与信費用が発生する事態は想定していないものの、仮に海外部門まで影響が拡大した場合、市場想定以上に費用が増大することで三菱自動車の自己資本が毀損、追加的なサポート(追加貸出、追加出資)が必要となるリスクも想定し得ると解説。三菱商事に関しては、インドネシアを中心としたアジアまで波及することが無い限り、影響度は僅少と考え、三菱商事の株主資本に対する影響度は極めて小さいとみている。

■ファンコミ <2461>  790円  -64 円 (-7.5%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 ファンコミュニケーションズ<2461>が急落。仏系有力証券では、今年度の事業はスローダウンする見通しと指摘。レーティングを「アウトパフォーム」から「アンダーパフォーム」に、目標株価を900円から850円に引き下げている。

■総合メディカル <4775>  3,275円  -225 円 (-6.4%)  本日終値  東証1部 下落率6位
 21日に決算を発表。「今期経常は3%減益、5円増配へ」が嫌気された。
 総合メディカル <4775> が4月21日大引け後(16:00)に決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比18.5%増の61.9億円に伸びたが、17年3月期は前期比2.8%減の60.2億円に減る見通しとなった。
  ⇒⇒総合メディカルの詳しい業績推移表を見る

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