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【市況】【今日の相場見通し】 本日の予想レンジ 16,800円~17,100円

 米ダウ平均は、注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、金融政策の据え置きと金利見通しの引き下げが発表され、安心感から続伸して取引を終了。その影響でシカゴの日経平均先物も、小幅ながらに上昇して取引を終えているだけに、東京市場の朝方は売り買い拮抗から、前日の終値近辺での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、米国の利上げペース鈍化の見通しにより、ドルが対円で112円台半ばまで売られことを懸念し、輸出関連セクターは冴えない展開が予想されるが、4月の産油国会議開催の発表や、米国の原油在庫減少を好感し、原油価格が大幅反発となっている点はポジティブな材料だけに、方向感が乏しいながらも下値は底堅く推移する公算である。

 テクニカル的には、ボリンジャーバンドの+1σ(16,968円前後)~+2σ(17,509円前後)のレンジ内取引が想定される。ただ、目先の抵抗帯でもある一目均衡表の雲(16,828)が、ここから急速に下がってくることから、大台回復には出来高増加などの支援材料が必要となりそうで、失速した場合は再び下値を模索するパターンも視野に入れておきたい。

 新興市場は、東証1部からの避難先として堅調取引が続いており、ジャスダック平均は、本日も5日移動平均線(2,441ポイント前後)がサポートラインとなり、75日移動平均線(2,495ポイント前後)突破を目指す。マザーズ指数は、日足での抵抗線はほとんど上抜いていることから、目先の上値メドは心理的節目の1,000ポイントとなりそうで、下値は5日移動平均線(954ポイント前後)が、支持線として意識されるだろう。但し、過熱感は突出していることから、急落には十分注意したいところだ。 

 本日の予想レンジ 16,800円~17,100円。(ストック・データバンク 編集部)

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