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【市況】15日の中国本土市場概況:上海総合指数は小幅高、保険株などが買われる


15日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は前日比4.87ポイント(0.17%)高の2864.37ポイントと小幅ながら3日続伸した。上海A株指数も上昇し、5.14ポイント(0.17%)高の2997.51ポイントで引けている。一方、外貨建てB株相場はさえない。上海B株指数が0.54ポイント(0.15%)安の358.10ポイント、深センB株指数が3.24ポイント(0.29%)安の1097.56ポイントで終えた。


戻り待ちの売りをこなし上昇する流れ。上値の重さが意識され売りが先行したものの、下値も堅く、引けにかけて買いが優勢となった。中国証券監督管理委員会の劉士余・主席が12日、マーケットの先行きを楽観視する発言をしたことで、下値不安が薄らいでいる。ただ、全体としては神経質な値動き。全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の閉幕を16日に控え、結果を見極めたいとするスタンスも強まった。

業種別では、保険株の上げが目立つ。中国人寿保険(601628/SH)が6.3%高で引けた。銀行株の一角もしっかり。自動車株や不動産株、消費関連株、バイオ医薬関連株なども物色された。

半面、非鉄やセメント、鉄鋼などの素材関連株は安い。江西銅業(600362/SH)が3.2%、北京金隅(601992/SH)が1.2%、宝鋼(600019/SH)が1.3%ずつ値を下げた。産金株も急落。山東黄金(600547/SH)が7.3%下落した。

【亜州IR】

《MK》

 提供:フィスコ

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