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【市況】9日の中国本土市場概況:上海総合1.3%安と7日ぶり反落、資源・素材株に売り


9日の本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は前日比38.83ポイント(1.34%)安の2862.56ポイントと7日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、40.61ポイント(1.34%)安の2995.81ポイントで引けている。外貨建てB株相場もさえない。上海B株指数が5.42ポイント(1.51%)安の352.60ポイント、深センB株指数が16.83ポイント(1.51%)安の1099.69ポイントで終えた。

戻り待ちの売りに押される。上海総合指数は前日までの6日続伸で約8%上昇し、約2週間ぶりの高値圏に達しているため、短期的な相場の過熱感が意識されている。前日公表された貿易統計の悪化を背景に、世界的な景気減速の懸念も再燃した。ただ、引けにかけてやや下げ渋る流れ。指数は一時3%超の下落を強いられた。全国政治協商会議(国政助言機関)と全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開催期間に入るなか、根強い政策期待が相場を下支えしている。

業種別では、資源・素材株の下げが目立つ。中国中煤能源(601898/SH)が5.4%安、江西銅業(600362/SH)が7.3%安、宝鋼(600019/SH)が4.8%安、北京金隅(601992/SH)が2.5%安で引けた。これまで上げが続いていた中国の商品相場が急落したことも、関連銘柄の逆風。インフラ関連株や不動産株自動車株、運輸株、消費関連株などにも売りが広がった。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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