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【市況】【市場反応】米2月雇用統計、非農業部門雇用は予想外の20万人台、ドル上昇


 外為市場では米2月雇用統計で予想を上回った雇用者数を好感したドル買いが優勢となった。ただ、賃金が予想外のマイナスに落ち込んだためドルの上昇は限定的。ドル・円は113円69銭から114円12銭へ上昇。ユーロ・ドルは1.0978ドルから1.0920ドルへ下落した。


 米労働省が発表した2月雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比+24.2万人と、市場予想+19.5万人を上回り、伸び幅は予想外の20万人台となった。1月分は+15.1万人から+17.2万人へ上方修正された。失業率も4.9%と予想通り8年ぶりの低水準。ただ、平均賃金は前月比‐0.1%と予想外に2014年12月以降ほぼ1年ぶりのマイナスに落ち込んだ。また、週平均労働時間も34.4と予想外に1月34.6から低下した。


 同時刻に米商務省が発表した1月貿易収支は456.8億ドルの赤字と、赤字幅は予想の440億ドルを上回り、12月447億ドルから拡大した。12月は433.6億ドルから447億ドルに拡大修正された。

【経済指標】
・米・2月非農業部門雇用者数:+24.2万人(予想:+19.5万人、1月:+17.2万人←+15.1万人)
・米・2月失業率:4.9%(予想:4.9%、1月:4.9%)
・米・2月平均賃金:前月比-0.1%(予想:+0.2%、1月:+0.5%)、前年比+2.2%(予想:+2.5%、1月:+2.5%)
・米・2月週平均労働時間:34.4(予想:34.6、1月:34.6)
・米・1月貿易収支:-456.8億ドル(予想:-440億ドル、12月:-447億ドル←-433.6億ドル)

《KK》

 提供:フィスコ

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