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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 15,500円~15,900円

 米株式市場は、ハイテク株が牽引したナスダックはプラス圏で取引を終えるも、原油価格下落が足枷となったダウ平均は小幅続落。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)155円安と、大きく値下がりしていることから、東京市場の朝方は売り優勢により、シカゴの清算値である15,825円にさや寄せしての取引開始となりそうだ。

 一巡後は、海外時間でドルが122円台半ばまで下落するなど、円高ドル安の動きを強めていることや、原油価格が冴えない値動きとなっている警戒感から、積極的な押し目買いは見送られる公算で、終始方向感の乏しい上値の取引が想定される。

 ただ、米ダウ平均は小幅安に留まるなど、このところ米国市場が堅調なのはポジティブな材料で、春節明けの中国市場も大幅調整とならなかった安心感もあるだけに、為替市場でドルが堅調に推移するようであれば、マーケットは底割れ回避が期待されるだろう。

 テクニカル的には、始値からボリンジャーバンドの-1σを割り込んでのスタートなりそうなことから、-1σ(15,921円前後)~-2σ(15,226円前後)のレンジ内での値動きとなりそうで、16,000円の大台を維持出来ない地合いの悪さから、相場は再び1番底を模索する値動きが懸念される。

 新興市場のジャスダック平均は、引き続き一目均衡表の転換線(2,310ポイント前後)が抵抗線となり、下値はボリンジャーバンドの-2σ(2,224ポイント前後)が目先の下値メドとなりそうで、一番堅調なマザーズ指数は、5日移動平均線(767ポイント前後)が支持線として意識されそうである。

 本日の予想レンジ 15,500円~15,900円。(ストック・データバンク 編集部)

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