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【経済】中国:出前利用する大学生が増加、「食堂行く時間もったいない」


寮生活を送っている中国の大学生の間で、毎日の食事を「出前でとる」人が増えている。部屋でオンラインゲームなどに熱中し、「食堂で食べる時間がもったいない」というのが主な動機。社会性の低下が懸念されるほか、食の安全という点でも「感心できない風潮」と指摘されている。山西晩報が伝えた。
ある調査によると、「出前派」の学生が全体に占める比率は5%程度。現時点ではそれほど多くないものの、増加傾向は明らかだという。キャンパス内を配達員が走っているのは、ごくあたりまえの光景。男女別では、女子より男子の利用が多いという。
出前を利用する理由の中には、「アルバイトが終わるのが9時過ぎなので、食堂は閉まっている」という正当なものもあるが、大半は「ネットで簡単に注文でき、部屋から出なくてもいい」という“ぐーたら学生”だ。
これに対して教育関係者は、「出前の食事はカップめんと一緒で、たまにはいいが、毎日では健康によくない。食器の清潔さや安全性にも問題がある」と指摘。また「他人とのコミュニケーション能力を身につけるのも、学校生活の重要な意義だ」として、学習指導員などを通じて注意を促していく考えを示している。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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