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【市況】日経平均は16000円をキープ、ソフトバンクグがけん引/相場概況


日経平均は小幅続伸。前日の急反発に対する反動もあり、朝方は利益確定の売りが先行した。しかし、自社株買いを発表したソフトバンクグ<9984>がストップ高をつけて日経平均をけん引。日銀のマイナス金利が適用される中、銀行株は売られ過ぎに対するリバウンドの流れに向かったことが安心感につながった。その他、上海指数が堅調なほか、時間外の原油先物相場も上昇していることなども投資家のセンチメントを明るくさせており、日経平均の上げ幅は一時300円を超える場面をみせた。大引けにかけてはポジション調整から上げ幅を縮めたが、16000円をキープして取引を終えた。

大引けの日経平均は前営業日比31.85円高の16054.43円となった。東証1部の売買高は31億5864万株、売買代金は2兆8848億円だった。業種別では、保険が上昇率トップ。不動産、鉄鋼、証券、鉱業、銀行、情報通信、卸売、その他金融の上昇が目立つ。一方で、食料品が下落率トップとなり、日本製粉<2001>、日清製粉G<2002>、三井製糖<2109>、森永製菓<2201>、森永乳<2264>、明治HD<2269>、日本ハム<2282>など全般冴えない。

個別では、ソフトバンクグ<9984>がストップ高で35万株の買い物を残したほか、みずほ<8411>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>のメガバンク3行が堅調。不動産のほか、村田製<6981>など電子部品株の一角が堅調。
《TM》

 提供:フィスコ

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